眠るための音に、誰にでも効く正解はありません。いちばん早く「聴いていることを忘れられる音」が、その人に合う音です。この記事では、よく使われる音の違いを整理します。何週間も試行錯誤しなくて済むように、選び方も最後にまとめました。
ホワイトノイズ
ホワイトノイズは、すべての高さの音が同じ強さで混ざった音です。チューニングの合っていないラジオの「サーッ」という音を思い浮かべてください。ほかの音を覆い隠す力が強く、オフィスや赤ちゃんの寝かしつけによく使われます。
向いている人:車の音、隣の部屋の物音、家族のいびきが気になる人。 向かない人:「サーッ」という音がきつく感じる人。音量を上げるほど、そう感じる人は増えます。
ピンクノイズやブラウンノイズという言葉も見かけます。考え方は同じで、低い音の割合を増やしたものです。そのぶん柔らかく、深い音に聴こえます。ピンクノイズは静かな雨に、ブラウンノイズは遠くの滝や強い風に近い音です。
雨音
雨音は、自然界のピンクノイズに少し表情がついたような音です。ほかの音を覆う力はホワイトノイズに近く、耳あたりはずっとやさしくなります。
向いている人:ほとんどの人。最初に試すなら、いちばん外れにくい音です。 向かない人:雨の音で気分が沈む人、高い「パラパラ」という音が気になる人。
雨音を聴くと眠くなる理由は、別の記事で詳しく書いています。
焚き火・暖炉の音
火の音は不規則です。パチッとはぜて、落ち着いて、少し静かになる。同じ一秒は二度とありません。気が散りそうに思えますが、変化が小さく穏やかなので、均一な音よりも落ち着くという人が多くいます。
向いている人:一定の音だと退屈な人、少し緊張してしまう人。雨音だとさみしく感じる人。 向かない人:外の大きな音を消したい人。火の音には隙間があるので、覆う力は弱めです。
水の音
せせらぎ、噴水、プールに落ちる水の音は、雨と火の中間にあたります。雨のように途切れませんが、音は丸く低めで、動きがあります。
向いている人:暑くて寝苦しい夜。雨音の「サーッ」が苦手な人。 向かない人:水の音でトイレに行きたくなる人。よくあることです。
迷ったときの選び方
- 物音で目が覚めてしまうなら、雨音かホワイトノイズから始めます。まわりの音を覆う力が大切です。
- 自分の考えごとで眠れないなら、焚き火か水の音を試します。少しの変化が、頭の寄りかかる場所になります。
- どちらかわからないなら、まず雨音を3晩試します。10分経ってもまだ音が気になるようなら、別の音に替えます。
どの音も、判断する前に数晩は続けてみてください。新しい音の最初の夜は、どうしても音そのものを聴いてしまいます。
組み合わせてもいい
雨音の下に焚き火の音を重ねる組み合わせは人気があります。雨が外の物音を覆い、火が暖かさを足してくれます。migg の「山小屋の暖炉」と「雨のガラスハウス」は、この組み合わせの部屋です。
聴き比べてみる
migg のトップページでは、雨のアパートメント、暖炉のある山小屋、真夜中のプールサイドを切り替えて、それぞれ30秒ずつ試聴できます。アプリでは、どの部屋も朝まで流せます。
この記事は一般的な情報であり、医療上の助言ではありません。眠れない状態が何週間も続く場合や日中の生活に支障がある場合は、医師にご相談ください。
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